絵のセンスがない話。

雑記
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皆さんは絵のセンスありますか?

 

私は無いです。

皆無です。

動物を書けば全部同じ形だし、絵しりとりでは相手に伝わらないことが多い。

 

こんなに人によって差があるものを授業に取り入れるのはどうなの?

とずっと思っていました。

 

きっとお偉いさんの中に絵が好きな人がいて

「中学校で絵を学ばせるべき!」

みたいな意見に誰も逆らえなかったんでしょう。

 

でも別に絵を書くことが嫌いなわけではありませんでした。

むしろ好きでした。

中学2年のあの授業までは・・・。

 

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美術の時間。

他の中学校がどうだったかは知りませんが、私の通っていた中学では美術の時間にたまに校長先生が見回りに来ました。

 

忘れもしない中学2年の美術の時間。

その日は自画像を書く時間でした。

 

当然私も才能が無いながらに頑張って自画像を書いてます。

というか自画像って顔が整っている人の方が書きやすいから有利ですよね。

 

校長先生は1番右の1番前、出席番号1番の伊藤くんから順番に見ていく作戦らしいです。

 

「特徴を捉えていて良くかけているねー。」

伊藤くんはどうやら褒められています。

 

「丁寧にかいていて素晴らしい。」

出席番号2番の遠藤くんも褒められています。

 

私の出席番号は7番。

聞いていると1〜6番の子は何かしら褒められています。

 

あー、はいはい。褒めて伸ばすタイプね。

流石校長。やるきの引き出し方を分かってますな。

 

そんな事を思いながらやってきた私の番。

一体どこを褒められるんだろうな。色使いかな?筆のタッチかな?

 

しかし、そんな考えは打ち砕かれます。

私の絵を見た校長は開口一番にこう言いました。

 

「もう少し真面目にかいたほうが良いよ。」

 

・・・・・?

褒めて伸ばす校長先生はどこに行ったの?

褒める所が1つも無かったの?

 

そもそも真面目にかいてこれだから!

全身全霊を懸けてこれですから!

 

と言いたかったですが

(一応これでも真面目にかいてるんです・・・)

とだけ言いました。(心の中で)

 

人間悲しいことを急に言われると言葉が出なくなっちゃうんですね。

というか何で俺にだけこんな事言った、校長よ。

 

一生懸命ヘタなりに頑張っていた私の心がポキっと折れました。

頑張ってもヘタな人はヘタなんだ。

 

そう思った私は実技は諦めて(一応ちゃんとやるけどヘタ)、筆記に力を入れました。

 

その結果テストでは86点!

筆記のテストなのに実技問題があったせいで満点ではありませんでしたが中々高得点。

 

これは成績4、運が良ければ5でしょ!

そう思っていた美術の成績は2。

 

実技に比重置きすぎじゃない?

これはもう駄目だ。

 

私はこうして美術の授業が嫌いになりました。

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