皆さん学生時代に一度は考えたことありませんか?
「こんなの何の役に立つんだろう」
と。
そうなんです、ぶっちゃけ学校で習うことなんて実生活においては使わないことが殆どです。
GPSで微分が使われているとか言われてもカーナビ付ければGPSは作動するし、原理を知らなくても困ることはありません。
もちろん原理を知っているにこしたことはないですが、そんなのは専門家に任せりゃ良いのです。
では、何故学校で勉学に励まなくてはいけないのか。
綺麗事を挙げると沢山あります。
そもそも勉強の方法を学んでいる、学びの楽しさを理解するとか。
でも違うんです。
学校で授業を受けている間に
(こんなんいつ使うんだよー。)って思うことが多いと思います。
しかし、
「いつ使うのか」が大切ではなく
「いざ使うとなった時」にちゃんと使えるようにするのが大切なんです。
特に中学までの勉強はしっかり頭に入れといたほうが良いです。
私個人の話ですが、中学高校はそこまで真面目な生徒ではありませんでした。
大学では専攻した化学に対してそれなりに取り組んでいましたが、就職先は建設系。
資格取得の時は学生時代の知識貯金が役立つかもしれないけど、現場ではそんなことないかー。
と思っていたんですが、割とそんなことありました。
現場監督をしていると職人さんと話す機会が多いです。
ていうか図面を書いている時や工事写真を撮っている時以外は職人さんと話しているといっても過言ではありません(過言です)。
ある日アンカー打ちを職人さんがしている時に、作業を手伝いながら話してました。
職人さん以下職「機器のアンカーはズレちゃいけないからちゃんと計算して出さなきゃいけないんだよ」
私「気使わなきゃいけない大事なとこなんすね」
職「一回三角形作って短いところ2回かけて足した数字になるように合わせるんだよ。」
分かります?
つまり、正確な四角形になるようにピタゴラスの定理使っているんですよ。
私は結構衝撃的でした。
勉強嫌いだったと言っていた職人さんがピタゴラスの定理を使って仕事をしている。
本人は定理とか覚えてないけど仕事で必要な部分はしっかりと覚えている。
ピタゴラスの定理自体は中学で習うことですが、私は当時こんなの使わないと思っていました。
それが就職して使っているところを目の当たりにするとは…。
この話に限らず、どこで何の知識を使うかなんて分かりません。
だからこそ引き出しを増やすために基礎的な勉強は大切だと思います。
ちなみに大学時代に学んだ化学は今の仕事で凄く役立っていますし、前職の経験で得られた建築系の知識も役立っています。
世の中何が役に立つか分からないから、使わないと思わずに今学んでいることに向き合って沢山知識を付けたほうが良いですよって話でした。
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